渡辺千賀さんとこの海外で働いている人の体験談募集にトラックバック
1. 今いる国
New Zealand
2. 今の勤務先の業種・本社所在地
ソフトウェア開発・Wellington
3. 今している仕事の職種
ソフトウェア・デベロッパー
4. 今のワークライフバランス
基本的にはキッチリ8時間労働です。有給休暇は法律で21日(もっと持ってる人もいるけど)。プロジェクトのスケジュールを引く時に、いつ休みたいかを言えばちゃんと貰えます。それとNon Paid Leave(無給休暇)というのがあって、例えば久しぶりに国に帰るので2ヶ月休んだりする人もいます。Sick Leave(病欠)は、有給休暇とは別に取れます。パートナーが病気でも、それを理由に取れます。
僕は昼休みにランニングしたりジムにいったりしてます。何十年か前に、ニュージーランド政府が『体を鍛えて健康を維持しよう』という大キャンペーンをやったことがあるらしいのですが、その影響か、本当にフィットしてる人が多いです。走ってても女性に抜かれたりとかザラです。
5. 今の生活環境(住環境、リクリエーション、生活コストそのたもろもろ)
家の値段は10年前に来た頃よりずいぶん高くなりましたが、日本と同じ値段だしたらずっと大きな家か、職場まで歩いていけるとこかが手に入ると思います。リクリエーション; カヤックとかマウンテンバイクとかクライミングとかフライフィッシングとか、アウトドアスポーツが好きな人にはとても良いとこです。反面都会生活の刺激みたいのは、やや足りないかも。日本から来ると、いろいろな物が無い、欲しい物が買えないような気がするでしょう。僕は日本のレコード屋さんが恋しいです。
食べ物、特に野菜には季節があって、冬にはがっくり種類が減ったりします。来た当時はスーパーで買った野菜の新鮮さに驚きましたけど、今は、自分の庭で取れたレタスや野菜のほうがもっとおいしいです。
日本の食べ物もだいぶ手に入るようになってきたのですが、半分趣味で納豆や味噌を作ったりしてます。
6. 日本でしていたこと
大学卒業後、外資系コンピューターメーカーでSEやってました。
7. 今いる国に来た方法と来た動機
カヤックを漕ぐために来ました(ハハハ)。日本から永住VISAを申請したらポロっと取れたので、一年間やってけるかなぁと悩んだ後、ホイと飛んできました。
数日前に書いた『外国で働くということ』参照
8. 今の仕事に就いた方法
最初の仕事は、日本で働いてた時の知り合いのオーストラリアのマネージャーにNZでの空きポストを教えてもらい日本から電話でインタビューを受けました。そこで1年半働いた後、この2月までいた会社に転職しました。これはリクルーティング・カンパニーの紹介でした。今は、契約が切れて次の仕事を探してます。最初の仕事を探すのが大変なので、僕はラッキーだったかもしれません。
9. 日本から今の国に来る時に用意した資金とその調達方法
東京で共働きしてて、そろそろ借家もいやなので家を買いたいけど高くて手が出ないなぁと溜め息ついてた程度のチョキンでした。
10. 今いる国で日本人がゲットしやすい仕事にはどんなものがあり
現在は、Recessionの影響で求人が減って僕の求職活動も難航しそうですが、過去10年ITは好調でした。色んな国の人が来て働いています。NZ Immigration Service のSkills We Needページが参考になるかな。
こちらの高校の選択の外国語に日本語あるので、日本語教師をしてる人は結構います。ただ日本語だけでは足りなくて、他の教科も持たないといけないようです。
こちらの学校を出て仕事を探すのは、大きなオプションです。身の回りでも看護婦さんになったり、アウトドア関係の勉強をしてガイドを目指してる人がいます。
こちらの大学でやってるBusiness Englishのコースには、地元企業でインターンシップをするものがあります。そこで、コネをつけて就職した知り合いもいます。
11. 今のご自身の仕事で雇用に際しての年齢の上限はあるか。今いる国で一般的にどうか
特には無いです。求人の際に、年齢制限してはいけないという決まりがあるし。
12. その他ご自由に・・・
NZの移民制度は、コロコロ変わります。現在はジョブオファーが無いとResidency VISAは取りにくく、でもジョブオファーにはReisidencyが必要の鶏と卵状態です。ちょっと前までは、僕のいた会社もWork Visaのサポートとか簡単にしていたのですが、いま現在はやや難しいかも。たしかSkillのある人が、こっちに来て職探しをする間、半年くらいVisaは出してくれてた思います。NZ Immigration Service参照。
でも、まぁNZは小さい国なのでお金儲けにくるには向いてないです。社会資本も大きな人口を支えるだけの物はありません。オークランドなんか人口が増えすぎて、道路とか電気とか足りなくなってます。もっと人口を増やして経済成長をと考えてる人もいますけど、それは結局、川にダムを作って電気を作るかわりにカヤックに乗れなくなったり魚がいなくなっちゃったりすることになります。その辺の不便さも我慢できる人に来て欲しいです。
渡辺さんのブログから海外在住者の輪が広がっていて面白かったです。
似た価値観を持っている人が多いですね。
Posted by: 獣の父 | May 16, 2009 at 11:10 AM
Yahooニュースにも取り上げられてるんですけど、そちらの大半は
見るに耐えん排他性、島国根性丸出しwの誹謗中傷ばっか(ニートの海外就職日記より引用)。これまた獣の父さんの言うとこと180度逆向きの価値観をお持ちのかたたちが沢山いるのに驚きです。
そりゃ僕たちの世代の移住なんて大した苦労はしてないですが、昔の人たちのブラジル移民とかハワイ移民とかも、こういう人たちは逃げたとか捨てたとか言うんでしょうかねぇ。
Posted by: たかしま | May 16, 2009 at 05:04 PM
僕はJob is shitの人のストレート真っ向勝負のブログが気に入りました。
Posted by: 獣の父 | May 16, 2009 at 08:13 PM
いいですよね。日本の将来も明るいでしょ。
Posted by: たかしま | May 16, 2009 at 08:23 PM
初めまして、たかしまさん。
オットに教えてもらってやってきました。
いきなりですが、Wellingtonでは大豆がまだ入手できますか?Aucklandでは、すっかり入手できなくなってしまいました。私も味噌や納豆を作って楽しんでいたので、残念なのです。
移住の際は、母に「生き別れ」とまで言われまして、いつの時代???と思いましたが、その母も2回も遊びに来て、毎日カフェに通っていました : )
それでは、また。
Posted by: takkyunのヨメ | May 19, 2009 at 11:52 AM
takkyunのヨメさん、こんにちは。
いえ、大豆の入手困難です。でも最近オーガニック・ショップでの目撃情報が寄せられてきました。ちょっと高いらしいです。100g/1$。Christchurchにはあるらしいのですが。また出回ってくれると助かるのですが。
それでは。
Posted by: たかしま | May 19, 2009 at 01:45 PM
Christchurchでの目撃証言ですか。希少価値がでそうです。台湾人の友人で自宅で豆乳を作って飲んでいた人によると、一時、燻した大豆が流通していたらしいです。育てるとよほどNZの国土の害になるような感じですね。
Posted by: takkyunのヨメ | May 20, 2009 at 12:39 PM
あっ、ちょっと言葉足らずでした。目撃情報はウェリントン市内です。クライストチャーチでは、豆腐が作れるくらいだそうです。
家でも、煎ったやつとか半分に割ったやつとか買ったことあります。GMモラトリアムのためらしいので、僕としてはしばし我慢かなぁと思ってます。
Posted by: たかしま | May 20, 2009 at 06:14 PM